CAFとは
カナダ・アニメーション・フェスティバル(CAF)は、カナダで活躍する世界の著名監督やカナダの新進作家のショートアニメーションの特集上映を2002年から毎年開催しています。今年は第10回となり、創立70周年を迎えたカナダ国立映画制作庁(NFB)の名作および最新作30本を上映します(詳しくはCAF10をご覧ください)。
CAFでは、平成21年度文化庁委託事業 (平成21年度海外との共同創作活動を通じた国際文化交流事業)として、「日本とカナダのプロデュース力」を考える日本・カナダ国際交流事業を開催します。 数々の名作を生み出してきたNFBプロデューサー マーシー・ページ氏と元NFBアニメーション担当マーケティングマネージャー エレーヌ・タンゲ氏が参加する、数々のイベントを予定しています。
● NFBプロデューサー・ティーチイン
「プロデュース力とは」NFBの企画開発力と国際共同制作力
<東京藝術大学大学院映像研究科 公開講座 馬車道エッジズ>
● NFBプロデューサーらと若手作家の茶話会 (非公開)
● CAF10・NFB70周年記念パンフレットの刊行
主催: | カナダ・アニメーション・フェスティバル事務局 東京藝術大学大学院映像研究科(NFBプロデューサー・ティーチイン主催) |
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共催: | カナダ国立映画制作庁 カナダ大使館 横浜市開港150周年・創造都市事業本部(NFBプロデューサー・ティーチイン共催) 京都国際マンガミュージアム |
協力: | 短編映画館トリウッド コ・フェスタ2009パートナーイベント BankART1929(NFBプロデューサー・ティーチイン協力) KYOTO CMEX 2009/CGアニカップ 日・仏親善試合 |
協賛: | コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント 東京国際アニメフェア2010 |
「日本とカナダのプロデュース力」を考える
日本・カナダ国際交流事業の目的
日本のアニメーションの発展と国際展開のためには、作家・監督などの創り手を支える、ヒト、モノ、カネなどの制作環境や契約、国際的制作スキームなどを整え、企画を開発し、新しいビジョンを推進できる、プロデューサーが必須です。
しかしながらこれまで、プロデューサーはそのノウハウや人的ネットワークを築く機会は多くありませんでした。また、作家・監督の側にもプロデュース力を理解し、利用しようとする気持ちは高くありませんでした。とりわけ若手やインディペンデント(独立系)は、“自ら作ること”に主眼を置き、自らの可能性をより高め、国際的にも展開させ得るプロデューサーとの協業への関心が低い傾向があります。
このたび、CAFの機会を利用し、日本のプロデュース力の向上を図るために、数々の名作を生み出してきたカナダ国立映画制作庁(NFB)からプロデューサーを招き、数々のイベントを開催します。
これらのイベントの目的は、日本アニメーションの国際展開の展望を示し、日本とカナダ、あるいは他国とも国際共同制作を目指す人たちを応援することです。